kikuoopsのBlog

ワークキャピタルという会社をやってます。by 菊岡翔太

3層で考える

なんでしょう。

今のこの世の中がどんどん変化しているタイミング。

起業したからそう感じるようになったのか、はたまたそうでなくとも当たり前のように分かるくらいの大きな動きなのか。どちらかはわからないのですが、本当に日々感じているのは、今は社会の大きな変化の真っ只中にいるということ。

自分はそうしたタイミングで生きているのは、なんて幸せなことなんだろうと思うことも多いのです。

少し脱線しますが、控えめに見てみても、明らかに僕の親の世代のときよりも何かを始めるときのハードルが低いですし、社会も許容してくれています。

事業を立ち上げるという観点からすれば、今は普段使っているPCとスマホだけで事業が始められるのです。

株式会社を作るにしても、一昔前のように資本金1000万円も必要なく、1円から始められちゃいます。(実際は登記に25万円くらいかかるのですが)

 

ちょっと話を戻します。

おそらく、今のこの時期はこの先20年、30年の社会を決めるくらいの大きな変化の中なんだろうなと思うわけです。

それは、AIやブロックチェーン、バイオテクノロジーであったり、同時多発的に起きている新たなテクノロジーであったりします。テクノロジーが未来をどんどん変えちゃうという期待値が大きいわけで、結果企業の時価総額にも反映されていくわけです。世界の時価総額を見てもわかるように、ほとんどがテクノロジー企業となっているわけで、時価総額というのは今稼ぐ力よりも、それよりも未来に対する期待で評価がされるのがこの世界。

なぜ今、ITがこれだけ大きな力をもっていて、新たなテクノロジーが広がってきているかというと、やはり全てインターネットが広がったからという当たり前の部分に帰結します。

95年のWindows 95から20年と少し。この期間で、すごいスピードで社会の中で広がってきて、ネットワークのインフラ構築が進んで、IoTとか呼ばれてしまうようなもので全ての機器が実質上ネットと繋がれる時代に入ってきています。

それとスマートフォンの登場で、誰もがいつでもネットを使うことになって、さらにインターネットの進化が進んだわけです。

何が言いたいかというと、インターネットが社会の隅から隅まで、そして当たり前のように社会に浸透しているからこそ、今起こっているテクノロジーの進化はそれらを土台にして次のステージに入ってきたというのを感じています。

社会のなかにインターネットが浸透して、これから先に向けてインフラが整った状態という感じ。だからこそ、自動運転などのIoTであったり、AIを活用したロボットとかそういうことが一気に花開いてきているのだと思っています。

 

すごく前書きが長くなりましたが、(汗)
最近未来の社会とかテクノロジーを考えていると、ふと勝手に納得した部分があります。

それは、タイトルにあるように「3層で考える」ということ。

3層とは何なのかというと、Research、Development、Applicationという3つ。なんだか良い日本語が頭に浮かんでこないので、英語でごまかしているわけですが、とにかくこの3つ。

難しく書いているんですが、昔から普通にある考え方なのだと思うのですが、メーカーでは「研究開発」、「製造」、「販売」という部門があって、それとほぼ同じ。
テクノロジーを考えるときに、まず根っこ(ベース)にあるのが、Researchであり研究や開発。新しい技術を水面下でいろいろ考えている人達がいるのです。

次にDevelopmentがあって、Researchしたものをベースにモノを作ったりするわけです。ここでいうモノとはハードだけでなくてソフトももちろん含まれます。

そして最後にApplicationがあって、通常これはセールスに相当したりします。

最後に消費者に届けるときには、Applicationという部分が大切になってきます。消費者と接点を持つのはこのApplicationの部分ということになってきます。
消費者のニーズに合わせて、Developmentで作ったものをカスタマイズしたりして、最後のApplicationで調整するのです。

そうすると、カスタマイズしないでそのまま使う製品もたくさんあるじゃないかという話になるわけです。というかほとんど全てがそういった製品です。
例えば、料理すると想定して、まな板も包丁もカスタマイズしないので。ただ、ここでいうこのApplicationというのはもっと広い意味があって、例えばもうすでに包丁もまな板も持っている一般の主婦の人には必要とないわけです。

ただ、どうでしょう。この主婦がコストコみたいなところで週末に1週間分の肉をまとめて買って、すぐに使わない分は冷凍庫で凍らせるとしたら。
そうしたらこの主婦は、凍ったままの肉をそのまま切れる包丁がほしくなってきます。
もしくは、5人家族でたくさんの料理をしていてもっと大きなまな板があったら、料理が楽になって、料理中に都度まな板を洗わなくて良いとしたら。

こうしたこともApplicationに含まれていて、消費者(ユーザー)というのは、ひとそれぞれ多様な課題をもっている。
課題がたくさんだからこそ、決まりきった製品・サービスをそのまま使ってくれるというのではなく、その人に合ったものが望まれてきたりします。

そういう面では、スタートトゥデイ社が始めたような、それぞれの人のサイズにピッタリ合うような服のプライベートブランドは、Applicationの最たる例だと思います。

 

また少し戻ります。

インターネットが真に使われるようになり始めて20年。いまこのさまざまなテクノロジーが急速に広がっているタイミングというのは、一歩引いて大きく捉えると、ようやくDevelopmentが終わって、Applicationが出始めてきている、そんなタイミングなように思っています。いかに既存のテクノロジーを活用して、それぞれの人に合わせて使えるようにしていくか。さまざまあるテクノロジーをピックアップして、いかにそれぞれの人の課題や要望に応えていくか。

一見すると、いろんな製品・サービスが世の中に出ているように感じますが、実はまだまだ人がそうしたものに合わせている状態であって、このApplicationの層というものが、これからは大きな広がりを見せてくるのではと思っています。だからこそ、既にあるそうしたテクノロジーをうまく見極めて、活用して、課題を解決していく人というのが大切になってくると思うのです。

 

もうひとつ。

テクノロジー全盛の時代だからこそ、技術を理解しなければならないのかという議論はよくありますが、僕は決してそうではないと思っています。どういったことを目指すのかによりますが、上に書いたように大切なのは最終的にユーザーとの接点となるApplicationの部分。

一番大きいのはApplicationの層だからこそ、必ずしも技術を深く理解する必要は全ての人にはなく、それよりも消費者が悩んでいること、目の前のお客さんの隠れた課題をすくい取ってあげて、ピックアップしたテクノロジーで解決していくことが大切なのかなと思っています。

 

ダラダラ書いてしまいましたが、こうした3層というのを最近考えるようになった次第です。(ただこうした自分の考えも今後変わっていく可能性が十分にありえてしまうのも、また事実です。)

 

noteはじめました

海外ビジネスに特化した内容のブログをはじめました。

こちらのブログは最近流行ってきてるnoteで書いていきます。

海外企業のビジネスモデル・海外マーケットの分析を中心に載せていきますので、よろしければご覧ください。これ読めば全部わかるよ!なんてことは言うつもりなく、あくまで「少し」わかるくらいの内容で、わかったような気になるくらいのブログです。

初回の投稿は、先日のジャック・マーの続きということもあって、今一番気になるアリババについて。

過去2年間の出資先をごにょごにょ調べて、それをベースに今後の展開をまとめてみました。
読んでもらえると、30歳の私、とても喜びます。それではどうぞ!
(私の画像が出てくるのは気にせずに。恥ずかしい...。)

 

note.mu

ダボス会議でのジャック・マー対談内容(3/3)

今回がジャック・マーのダボス会議での対談最終回。

これからの教育のあるべき姿や、ビックデータの本当の価値、人をモチベートさせる方法など、ジャック・マーの考えるリーダー論が語られています。

それでは第三回、最終回をどうぞ! (動画は41:45から)

 

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■Q.(参加者): 教師としての経験は会社を経営するのにどう影響を与えましたか。また、教育の分野で働いている人へメッセージをいただけますか。

 

A.(ジャック・マー): まずひとつ言わせていただくと、私はCEOというものになりたいと思ったことは一度もなかった。

私は全てを教師のときの経験から学んでいる。

教師とは、常に自分の生徒が自分たちよりも良くなってほしいと思っているものである。

もしそうした気持ちがなかったら、それはひどい先生だ。

良い先生は生徒の成功を祈っている。

 

CEOとして私は、入社してくれた従業員がみなより良い人間へとなれるように自分自身を訓練してきた。

教師は、生徒よりもよく知っていなければならない。

だからこそ、教師は常に学び続けなければならない。

教師は、知っていることを共有しなければならない。

教師は、生徒が自分よりも良い存在になるように期待をしていくべきだ。

 

少しテーマは変わるが、教育は大きなチャレンジに直面している。

もし教育の仕組みを変えられなければ、私たちは30年後に大きな問題にぶつかるであろう。

 

この200年間教えてきたことは、全て知識をベースにしたものであった。

私たちは、生徒をコンピューターと競争させてはいけない。なぜならコンピューターは人間よりも賢いから。

私たちは、人間らしさを教えることが大切だ。なぜならそうしたことにはコンピューターは永久に追いつけないから。

そうすれば30年後に子どもたちはチャンスを掴むだろう。

 

大切なことは、Value(意義)、Believing(信念)、Independent thinking(自律的思考)、Teamwork(チームワーク)、Care for others(思いやり)であり、これらは知識ではない。

このようなソフトな面は、スポーツや音楽、アートから学ぶことができる。

これらは、決して機械ではできない。

 

 

■Q.(参加者): スキルを必要としない仕事が機械によって奪われ始めている。

あなたの会社ではどうやって、従業員が学び続ける仕組みを作っているか。また、テクノロジーはどう社会に必要とされるのか意見を聞かせてください。

 

A.(ジャック・マー): 幸運なことに私たちの会社では、意識的に従業員に学び続けようとさせる仕組みがなくとも、成り立っている。

なぜなら毎日、未来に向けて「戦って」いるから。もし私たちが正しく動かなければ、AmazonGoolgeFacebookなどにやられてしまう。

 

実際、全てがテクノロジーでの競争というわけではない。

アリババをスタートしたとき、18人中2.5人分しかエンジニアがいなかった。

今は25000人以上のエンジニアがいる。みな頭のいい人間であり、アリババをスタートした18年前よりも、もっとずっとスキルのある人達だ。

 

強調したいのは、これらの人たちは良い心をもっているということだ。

私たちは多くのデータを扱っており、もし良い心をもっていなければ、これは悲劇となる。

AmazonGoogleFacebookAlibabaは、今世紀で最も運の良い会社である。

運が良いということは、責任があるということである。

良いことをするためには、良い心をもっていなければならない。

 

独身の日を知っていますか? 

1111日の大きなセールイベントで、去年は1日で250億ドルの売上を記録した。

最初の1分で70008000万人がサイトにアクセスした。

だからこそ、システムは良いものでなければいけない。

1秒間に270,0000トランザクションを処理しなければならない。この大きさを想像できますか?(笑)

もしこれを対処できなければクラッシュする。

なぜこの日を生み出したのか。それは、私たちのテクノロジーをテストするためでもある。

 

中国では毎日1億個以上の小包が届けられている。

5年後、それが毎日10億個になる。

こうしたときに向けて、独身の日では私たちはテストをしているのだ。

 

 

 ■Q.(参加者): シュワブ教授は私たちが気候変動で影響を受ける最初の世代となるということを言われていた。

環境に関するマインドセット(考え)を教えていただけませんか。

 

A.(ジャック・マー): まず最初に言わせていただくと、全ての災害は今日の人間の心を反映している。

なぜなら、私たちは多くのことを欲しがりすぎており、そして多くのことを破壊している。

 

これまでの私たちは、より多くのものを欲しいと思う感情が先だった。

あんなものがほしい、こんなものがほしいということで、自分以外を見てきた。

自分を見ることをしてこなかった。もし人間の内側を見ようとしなければ、私たちは決して賢くはなれない。

賢くならなければ、何がほしいかではなく、何がほしくないかということが決してわからない。

 

今は、さまざまな環境問題が起こっている。なぜかというと、人々は貪欲になってきたからだ。

そうした中で、ビックデータが活躍する。

データテクノロジーは、人間の内側(心)を理解しようとすることである。

データとは、人間の行動の結果である。

機械はあなたのことを、あなた以上によく理解している。

 

環境に関して言えば、行動することが大切だ。

もし行動しなければ、何も良くなることはなく、稼いだお金は全て医療へいくことになる。

そうでなければ、私たちの子どもが困ることになる。

まずは私たちの心を正し、信念を正すこと。

Value(意義)があればもっと良くなる。

若い人たちは特に、ValueMission(使命)が必要であり、心のなかにBelief(信念)が必要である。

こうしたことが、これからの30年間の教育において大切となる。

 

 

■Q.(参加者): どうやって従業員をモチベートさせているのか? そしてどのくらい睡眠をとっているのか?(笑)

 

A.(ジャック・マー): まずはモチベートさせる前に、自分自身で考えて、動ける人を仲間に加えることが最初だ。

消極的な人をモチベートするのは決して簡単なことではない。

アリババには65000人の従業員がいるので、全てポジティブな人間を雇うことはできないが、少なくとも私が見られる範囲の人はそうしたポジティブな人である。

そうしたポジティブな人たちが、自分たちの部下を勇気づけるからだ。

部下を動かすことができない人は、決して副社長にはなれない。そうした人は良いデザイナーであるかもしれないし、良いエンジニアであるかもしれないが、決してリーダーではない。

そして、賢い人間というもはお金だけで働かせることはできない。そうした人をリスペクトし、信頼し、感謝すること。そして、心を込めたアドバイスをすること。

 

きっとみなさんは私たちの会社のミーティングにきたら驚くでしょう。

私たちは中国の一般の会社とは違う。上司だけが話して部下がメモをとるというものではない。

War Room「戦争部屋」と呼んでいる。(笑)

だれの声が一番大きいかで競い、全ての人が話す、非常に活気のあるものだ。

 

それと、どれくらいの睡眠をとるかという質問に関して。

私は、睡眠時間はすごく短いわけではないが、決して十分ではないと思うし、たくさん食べる人間でもない。そして食べ物の好き嫌いも多い。

もし1ヶ月の休みがあったら、私は逆に倒れてしまう。

最初私たちのミッションは18人のものだった。今は従業員が65000人になった。彼ら従業員は全員、アリババのビジョンを信じている。

もし私がビジョンを諦めたら、全員が崩れてしまう。

 

今、私はたくさんの時間を考えることに使っていて、考える事が大好きだ。

良いチームを持てて私は幸せだ。

私が考えたり、スピーチをしている間に、みなが働いてくれるからだ。(笑)

ダボス会議でのジャック・マー対談内容(2/3)

ジャック・マーのダボス会議での対談の続きを記載します。

ここからは参加者との質疑応答。動画では21:05くらいのところから。

それではどうぞ! 

 

 

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■Q.(参加者): 今の時代、社会貢献の役割はどう変わっていると思いますか?

 

A.(ジャック・マー): 確かに役割は変わってきている。

ただだれかためになるのではなく、それは自分自身のためでもある。

 

以前、中国や日本で地震があり、会社の中でも大きな議論になったことがある。

その時に私たちは日本に200万円くらいの寄付をした。150万円くらいの寄付を中国にした。

なぜ寄付をするのに、それだけの少ない額しか寄付をしないのかと言う人がいた。なぜなら私たちは大きなお金を稼いでいたから、やるのであれば大きな額にするべきだと言った。

私が思っているのは、何億円、何十億円もの寄付をしようが、それは全体にとってみたらほんの一部でしかない。

ただし少額であろうが、寄付をすること自体で大切で、その行動によって自分たちが変わることができる。

自分たちが変われば、世界が変わる。

だからこそ、まず自分たちを変えなければいけない。

 

社会貢献とは、ただ単にお金を与えることだけではない。

行動すること、参加すること、人々の意識を高めて起き上がらせることに意味がある。

 

そして私自身も、この場所自体が社会貢献と思っている。

ダボス会議に呼んでもらって、多くの著名人の話を聞いた。それで自分を成長させることができた。

そして今、私は若い人たちに出来る限り話しかけている。その時のお返しをするためにだ。

 

慈善では決して世界をかえることはできない。

社会貢献の心をもつことが大切である。

 

ここにいるみなさんはビジネスの考えを多く持っている方が多い。

従業員と長く一緒に事業をしたいのなら、「種」を植えなければいけない。

その種とは、社会を手助けするという意識をもつことであり、他の人を手助けするという意識である。

後からではなく、最初からそうした考えを組織に入れなければいけない。

 

 

■Q.(参加者): あなたが小さい子どものときに、今のような成功を見通していましたか?もしそうであれば、成功するために信念は大事だと思いますか?

 

A.(ジャック・マー): 小さい子どものときに今のようなことは、決して予測できたものではなかった。

そして、今でも私がここにいることは信じられないことである。

 

私は本当に何度も失敗した。30もの仕事に落ちた。

24人がKFCの仕事に応募したとき、23人が受かり、私だけが落とされた。

5人が警察の仕事に応募したが、4人が受かり、私だけが落とされた。

従兄弟と一緒にホテルでの仕事を受けに行って、2時間待たされて、結局従兄弟は受かって、私は落ちた。

 

ただこうしたことは私にとって、自分自身にとっての訓練であった。

30歳になるころには、私は文字通り失敗した人間だった。

だけれど、私は決して諦めなかった。

 

大学を卒業してから、6年間大学の先生をやった。その時に教えていたことは主に本から学んだことだった。

その時は本からの知識だったけれど、むこう10年間で私自身がいろいろな経験をして、成功も失敗も経験して、その上で先生に戻ったらどうなるか。もっと良い先生になれるのではないか。

それが私にとって、アリババをスタートしたときの最初の考えだった。

 

お金持ちになろうとか、成功しようとか、思ったことは一度もなかった。

ただ18年間必死に生き残っていこうと思ってきた。

 

そして、私自身今やることは、経験やノウハウを共有することである。特に失敗を共有することだ。

みなさんに言いたいのは、成功から学ぶのではなく、失敗から学んでほしいということ。なぜなら、成功はいろいろな要素が組み合わなければできない。

 

2000年頃、ハーバードビジネスレビューケーススタディとして取り上げられたが、そのときは競合が勝ち、アリババが負けると言われていた。

だけれどそれは逆になり、競合全てがいなくなり、私たちが残った。

失敗から学ぶべきだ。失敗から学んでいると、困難なときに直面したときにあなたはどう対処すべきかがわかっているからだ。

もし将来本を書く時期がきたら、私はアリババ1001の間違いという本を書きたい。

間違いがこそが重要だ。

 

 

■Q.(参加者) あなた自身、研究に多くのお金を投資しているが、人間や創造性にどう影響すると考えるか?

 

A.(ジャック・マー):その通りで、会社としてハイテクな研究に多くの資金を投入している。

一方、私はAIビッグデータが人間の脅威となるという議論は好きではない。

蒸気機関、車がきたときも、最初は人間はそうした新しいものを嫌っていた。

私たちはテクノロジーを活用して、人がやれることを増やしていき、人をエンパワメントしていきたい。

 

AIは良いものである。

コンピューターは常に人よりも、頭が良い(smartだ)。

ただしコンピューターは人間よりも賢く(wise)はなれない。

頭が良い(smartな)人は、他の人が見えていないものを見える。

賢い(wiseな)人は、それが見えても、見えていないように振る舞う。

 

頭が良い(smartな)人は、人が何をほしいかがわかる。

賢い(wiseな)人は、何がほしくないかがわかる。

知恵がある人は、これがほしくないという言葉から、本当は何を欲しているかがわかる。

私たちは人間をサポートすることに投資をしている。これはアリババをサポートするためではない。人間をサポートするためのもので、世界中にオープンなものとしている。

 

 

■Q.(参加者): リーダーとして心から感じることをやっているのか。もしくは心と理性を同時に入れて、意思決定をしているのか。

 

A.(ジャック・マー):まず第一に、直感が最初である。

そして第二に、訓練する必要がある。辛い体験から学び訓練をしていく。ただそうした辛い中でも、常にポジティブであるべきだ。

私自身偉大なリーダーに多く会ってきたが、彼らは常にポジティブで、人の不満を言わない。そして一般の人とは異なった見方をしている。

私の会社の最初の頃、従業員みな私のことが好きではなかった。なぜなら、私はいつも5年後、10年後の話をするから。

3年から5年一緒に働いたときに、みなが変わっていき、私の考えは正しいと言われるようになってきた。

 

CEOとして大切なこと。私は、みなが良い状態でハッピーなときに、良くないものを見つめている。逆のことを見ている。

リーダーシップは生まれ持ったものではあるが、訓練していくことができる。

私自身もリーダーシップ能力を、ここダボス会議で伸ばすことができている。

 

実は、アリペイを始める際の決定はこのダボス会議で決めた。

中国では当時、ライセンスなしで金融を始めることは監獄行きを意味していた。

Eコマースのトランザクションを手伝ってくれないかと銀行に掛け合ったが、どこも許可しなかった。

だけれどEコマースにおいて、このお金のトランザクションの問題を解決しなければ、発展できないことは明白だった。

 

2004年、私はここダボスでリーダーシップの話を聞いた。

ある人が、リーダーシップとは責任であるということを言っていた。

あなたが信じていることに他の人が信じていないとしても、その思っていることが決定的に重要なものであるなら、いくら払ってもやりなさい、と。

私はその後すぐに会社に電話をかけて、アリペイを1ヶ月以内にリリースさせようと言った。

そのときに次のことも話をした。

もしだれか一人が監獄に行かなければならないとしたら、私が行く。次に続くのは誰だと聞いた。私が監獄に行ったら、次の者がやるんだ。その者が監獄に行ったらその次の人が続けるんだ、と。

そして、今アリペイは8億人に使われるまでに成長した。

 

■Q.(参加者): 始めたばかりの頃どうやって会社を育て、宣伝したか?

 

A.(ジャック・マー): 18人の創業者と一緒に始められて私は幸運だった。

その時に、私たちは本当に多くのビデオを撮った。

最初のミーティングも撮影していたし、未だにとてもたくさんのビデオテープが残っている。

私は最初のビデオで2時間話していたが、皆ぽかんと口を開けていた。(笑)

 

なぜそうしたことをしたのか。

それは、失敗しても成功しても、将来だれかに見せられると思ったからだ。共有したいと思ったからだ。

 

当時、私はテクノロジーを知らないし、マネジメントも知らない。

私が大切にしていたことは、自分よりも賢い人を集めるということだった。

そして賢い人間が増えてきて、次に私の仕事としたことは、そうした賢い人間が一緒に働けるように調整したことである。ビジョンがしっかりとしていれば、賢い人間が一緒に働ける。賢い人間が働くと勝手に発展していく。

賢くない人間が一緒に働くのは簡単だ。賢い人間は他の人と一緒に働きたがらないからだ。(笑)

 

私は長期的なビジョンと短期的なことの二つを大切にした。

どんなに優れたビジョンをもっていても、存続できなければ意味がない。

 

会社を宣伝するために大事なのは、私自身ではない。

プロダクトであり、カルチャーであり、従業員である。

特に従業員は自分の会社のカルチャーを語る人間である。

従業員の最初の2000人までは、私は全ての人に話をした。

ダボス会議でのジャック・マー対談内容(1/3)

僕が最も尊敬する人物。それがAlibabaのジャック・マー。

毎日Youtubeにあるジャック・マーのスピーチを観ているといっても過言ではないくらい。朝着替えをしているときも、ご飯を食べているときも、彼のスピーチばかり観ている。

なぜそれほど好きなのか。それは彼の哲学、思想が非常に本質的であり、同時に誰よりもクリアに未来を見通している人物であるからだ。

そんな僕は、最近は毎月1回Alibaba本社宛にジャック・マーに会いたいと手紙を書いている(笑)。返事はこないが、書き続けていつか本当に会って、一度でも話を聞いてみたいと思っている。

 

毎年この時期にスイスで開催されているダボス会議。世界中からビジネス、政治などさまざまな著名人が集まる、まさに世界の知が集結する場所。

ジャック・マーもこの会議の中で対談をしている。その中で話していることは、未来を知る上でとても大切なので、ポイントを整理して書いておく。

なお、対談通りの話の順番ではないが、整理してあるので、あえて順番を異なる箇所としているところもある。

今回は前半の対談部分のみの部分をまとめているので、次の後半の回では、参加者からの質問部分から書いていく予定。

 

 

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AlibabaMeet the Leader with Jack Ma (58:02)

インタビュアー: Abi RamananImpact VisionCEO

 

今最も期待していること、そして恐れていること

テクノロジーの進化はこれまでに、第一次世界大戦第二次世界大戦を引き起こしてきた。

今後30年はますます大きい変化が起きてくるであろう。

現在のテクノロジーの進化は、第三次世界大戦を引き起こす。ただし、それは人間同士ではなく、もっと大きなテーマであり、貧困や社会に蔓延する病気などに対する戦いになるであろう。

 

キャリアについてどう考えるべきか

年齢によって、人は大切にすることは変わっていく。

2030歳: 良い会社で、良い上司に出会い、ビジネスの仕方を学びなさい。

3040歳: 何かしたいという気持ちがあるならやってみなさい。Just Do It. まだ失敗できる余裕がある年齢だ。

4050歳: 得意なことにフォーカスしなさい。単純に興味があるとか、全く新しいことをするのではなく、自分のことをよく理解して得意なことで勝負しなさい。

5060歳: 自分のことではなく、次の世代を育てなさい。

60歳~: 孫と過ごしなさい。(笑)

 

どれくらい先を見てビジネスを始めるべきか

決して慌てるな。長い時間軸で捉えて、勝負をしなさい。

今この瞬間に成功したいというのは無理だ。

1年後に成功したいというのも無理だ。

もし10年後に勝ちたいと思うのなら、それは可能だ。

 

私は貧しい家の出身で、自慢できる教育も受けていない。試験も落ち続けてきた。

だけれど他の人と競争して勝つために、私は常に10年後を目指してきた。10年後に勝負をしようと思ってきた。

インターネットが出始めたとき、10年後に起こることを確信して、そのゴールに向けて準備をしてきた。

来月勝とうと思っても、チャンスはない。

多くの分野では、自分よりもすでに長くやっている人がいて、その人に勝つことはできない。だからこそ、大きな時代の変化を捉えて、先々を見据えた行動をすべきだ。

 

女性の活躍について

現在アリババ社の従業員の49%が女性であり、それをとても嬉しく思っている。

今の時代はIQEQLQ3つが大切だ。

IQはご存知の通り、頭の知能指数

EQは心の知能指数

LQとは何か。それはQ of Love。愛情の知能指数である。リスペクトされたいならLQが大切である。

女性はこのIQEQLQ3つのバランスがとても良い。

よく見てみると、男性は自分のほしいものだけを買う一方、女性は子どもや両親へよくプレゼントをしている。(笑)

そして、もし男性だけの会社なら決して長くは続かない。

 

大切にするものの順番

ずっと言い続けてきたことであるが、Customer No.1, Employee No.2, Shareholder No.3

(お客が1番目、従業員が2番目、そして株主が3番目)

お客が喜んでくれれば、従業員も喜ぶ。そして業績も上がり株主も喜ぶというシンプルな構造を大切にしてきた。

 

グローバリゼーションについて

貿易がストップすると、戦争が始まる。When the trade stops, war starts.

これまでは貿易に多くの費用がかかってきた。そして、それはずっと資本のある大企業のものであり、若い人々、中小企業は無視されてきた。

これまでは、世界のたった6万の大企業に貿易が支配されていた。

 

ただしテクノロジーの進化により、これからは全ての人がトレードする機会をもっている。

これからは貿易が6億の企業のためのものになっていく。

スマートフォンで、ケニヤや、スウェーデンから当たり前のようにものが買える時代になっていく。

グローバルな支払い、グローバルな配送が普通になっていく。

 

お金について

1億円、2億円までは自分のお金ではあるが、1000億円になると、それは決して自分のお金ではない。

社会からの信頼である。

だからこそ、そのような多くのお金を持っている人は、政府よりも、誰よりも有効にお金を使っていくべきである。なぜなら、社会から信頼されてお金を付与されているのだから。

ストライプインターナショナル石川康晴さんのお話

先月からNewsPicksアカデミアに入っていたので、今日はアースミュージックアンドエコロジーで有名なストライプインターナショナルの石川康晴さんの講演会に行ってきました。

僕はファッションには興味はほとんどないのだけれど、、石川さんは以前からずっと話を聞きたいと思っていた方でした。ファッション企業の経営者というよりも、ライフスタイル企業の経営者という方がピッタリ。

23年前に岡山で洋服屋1店舗からスタートした事業は、国内1200店舗、海外200店舗に拡大。それだけではなくて、洋服のレンタルWebサービスをやったり、ホテルをオープン予定だったり、時代の流れを読んで事業をぐっと広げられている方。

こうした事業は一朝一夕に出来上がったものではないですが、経営者の大先輩として、今のいろいろな仕掛けをされている姿が率直に羨ましく、いつかは追い越せるように、もっと頭を使って頑張りたいと思いました。

実は今回の内容は小売業者向けの色が強かったのですが、ただ普遍的な部分も多くありましたので、忘れないうちにメモとして残そうと思います。

 

内容は大きく下記の3つ。

(1)ストライプ社の未来戦略

(2)ストライプ社の組織戦略

(3)小売の未来

 

それぞれ書いていきます。かなりの乱文ぷりですので先に謝っておきます。

(1)ストライプ社の未来戦略

特徴としては特定のセグメントに絞ることなく、F1層もF2層も、男性も女性も、子どもからヤングミセスまで、全てをとりにいっているということ。

2年前には子供服のECをM&Aし、今期は対象事業で100億円の売上見込。プラットフォームへと育てていくことが狙い。

さらっとプラットフォームと書きましたが、石川さんが考えているのは、スケールしていく事業とスケールを大きく望まない事業に分けて手を打っていること。スケールしていくものに関してはプラットフォームを狙いにいく、という戦略。

ただ単に売るのではなく、大切なのはそこのデータをとりにいくということ。データをとることで、今後の打ち手に繋がる。

特徴的なのはさらに、アースミュージックアンドエコロジーで、全ての年齢層をグリップしにいこうとしていること。アパレルの常識としては、年齢ごとにブランドを分けていくが、セオリーから外れて、一つのブランドで異なる年齢層を捉える。

そのためにも、イメージを打ち出す女優も分けて同じブランドを訴求している。
・10代は広瀬すず
・20〜30代は宮崎あおい
・40〜50代は鈴木京香

 

そして二つ目は、単なる洋服屋ではなく、考えているのは人が起きている間でのタッチポイントをいくつも増やし、ストライプでお金を落とす仕組みをつくれないかということ。

例えば、Youtubeを観ている人は一見ファッションと関係ないように思われるかもしれないが、そういう人たちも取り込みたいと思っている。映画の事業に投資をしたのも、エンターテイメント領域もとっていきたいという思いがあるからこそ。

 

ここからはちょっと脱線。

■撤退基準と投資基準

□撤退基準

新しい事業については、撤退する基準を決めておく。基本的には、2年目に3億円の赤字になった瞬間に撤退させる。

ただし事業内容によって撤退基準は異なり、ホテル事業の場合は50億円の赤字が撤退基準となる。

 

□投資基準

成長マーケットや自分たちの得意分野では、強気に投資していく。
新規事業の9割は石川さん自身が決めている。
失敗する可能性が高いものを部長、課長にまかせてしまうと、その社員もしんどくなる。

社長の仕事としては大きく下記の3つ。
M&A
・先行ブランドを壊す
・リブランディング
新規事業は社長自身が引っ張っていく。そこに成長させたい4〜5人を巻き込む。

 

■衰退産業に身を置くということ

斜陽産業には実は勝機がある。
 →テクノロジーの理解が弱い人たちが多いため、そこが狙い目である。

 

■中国について

テクノロジーの面で、中国は日本の遙か先を行っていることを認識したほうが良い。

特に、深センがあることで、シリコンバレーに行く必要がなくなったくらい。

ID(セキュリティ)で、ペイメントをするということのインパクト。ITの面では、確実に中国が世界一に向かっていることを実感。

オンラインペイメントにより信用を築いているため、最も正確な仕組みを構築している。

 

■リテールの役割

これまでのように「買う」という行為自体が体験にはならなくなっている。

ストライプでは「ニューリテール」という言葉で、リテールの存在意義を再定義している。

リテールの役割としては、ユーザーとのエンゲージメントを高めること。

熱狂度を上げることで、ECで購買してもらうようになる。リアルな店舗がそうしたファンを増やし、熱を高める存在となる。Apple Storeのような役割かもしれない。

 

(2)ストライプ社の組織戦略 ※箇条書きで。

・新しいものをやっていると、おもしろい人が集まる。
・全員がリーダーになりたいというわけでない。それぞれの強み、役割があることを認識し、チームを作る。どういうタイプの人を置くのかはすごく意識すべし。
・KPI、KGIを明確にする。プロジェクトマネージャーがきちんとウォッチして、やばい、やばくないということをきちんと言えることが大切。
プロマネがプレイヤーになってしまうことが多い。それは防ぎたい。

プロマネが出来る人をアサインするのがスタート。そしてプレイヤーで走り回れる人を2番手にする。
・新規事業の公募制度をつくっている。40本公募があって10本程度を採用。
初期200万、運転資金300万で、計500万程度でテストし、育たなければそれで終わる。
ただし、そういう人はきちんと昇格させている。
・石川さんとしては、組織の一部分しかみていない人よりも、全体をみた人の方が強いという確信がある。

・30代、40代でグループ会社の社長に抜擢させたい。
グループ会社を成長させた人が、インターナショナルのボードメンバーに戻ってくるのが理想。

・リーダーに向かない人:コミュニケーション能力が低い人。
関係の質が結果の質に繋がる。
困っていたら手をさしのべる、落ち込んでいる人がいたら食事に誘うなど。かなりウェットな部分を大切にしている。
新規事業で、人間関係でゴタゴタしているチームがうまくいくところをみたことがない。

・現在ストライプ社の54%が女性管理職。
・BtoBは男性が多くなるのは理解できるが、BtoCは男性と女性が半々となるべき。
・女性の社員を増やすには残業を減らすしかない。そのための改革が必要。元々は猛烈の社内文化だった。
もともとは24時以降もザラであったが、だんだんと変革し、今は月間平均残業時間は8時間。

0)24時以降まで仕事することが常態化していた。
1)22時までに帰ること・・・大号令を入れた。※比較的容易。次からは仕組みが必要。
2)21時・・・増員により対応
3)20時・・・テクノロジーを活用
4)18時・・・必要な仕事のみにフォーカスした。横軸に利益、縦軸に時間。マトリクスをつくる。計9個。利益が高く、時間が短いものを整理した。自分たちではプライドがあるので、上司がきちんと整理する。会議を50%カットした。


M&Aについて

M&Aをする上で大切にしていることは踏み絵をしないこと。自分たちのやり方に合わせない。決めつけない。

内部留保せずに、積極的にM&Aなどに使っていく。

M&Aは一緒に仲間になるという考え。どちらが上も下もない。
・日本の社会は、もっと大企業が積極的にM&Aして買っていくべき。ベンチャー経営者も次に事業を立ち上げるなどして、社会を変えることをどんどんやっていけば良い。

 

(3)小売の未来

・今後人の購買行動はどう変わっていくか?
女性は一度着たものを、もう一度インスタにアップしたくない。だからこそ、CtoCのメルカリのようなサービスが必要となり、GUのような低価格が時代にあっている。
女性は「数」がほしい一方、男性は長く使う。

・これから動画のECは増えていく。所有から共有の文化へ変わってきている。
10代は所有ではなく、貸してもらうというマインド。

 

■メチャカリ
・30億の投資を当初より予定。
7年でユーザー1万1000人で黒字になるところが、3年半で現在9000人まで順調に増えている。

 

■アパレル事業の今後
・BtoCの問題点:高速の配送がある。
全体の25%を2週間で作ることが目標。※ZARAは全体の20%が2週間。

ストライプの場合は、そこにデジタルマーケティングを入れることで、世の中に必要なものを効率よく、高速に作り、在庫リスクを減らせる仕組みにしたい。

 

■カスタムオーダーについて
効率は良いけれど、スケールしない。30億円がアッパーになってしまう。

消費者はできたものを見たいという気持ちが強い。

 

■今後について
・デジタルマーケティングが最も重要であり、データを「何につかいたいのか」ということが大切。
・過去データを分析して、予測ができる。
発注とデリバリーでAIを使うのは、だれもが考えている。ストライプはその精度を上げていく。

・それだけではなく、ストライプがやりたいこととしては、デザイナーをAIに落とし込むということ。過去データ、教師データ(パリコレ等の記事、画像などをクロールさせて取得)をミックスさせてAIに入れて、服のデザインまでAIで行う未来。5年程度は要する。


■経営フレームワーク
・役員にはMBA取得をすすめている。
・国際的なフレームワークが必要。フレームワークがある人と、感情の人とでは会話が噛み合わないことがあるため。
・国際的に経営していく上では必要だと感じている。
自己啓発しない社員にお金をかける必要はない。従業員にも正しい投資をしていきたい。

・芸術、文化を理解することは大切。想像力が膨らむ。ヨーロッパの人たちは一般の人でも教養が深い。

■これからの日本について
中国、イスラエルでデジタルの波がきている。日本は30周遅れのレベル。
日本人は限られた時間で最高のパフォーマンスができる人種と信じている。
そのためには、デジタルマーケティングをどうしていくかということが一番大事になっていく。

事業をする上で大切にすること

年始のタイミングで、会社として今後どう進んでいくか、どういう価値観を大切にしていくか、ということをずっと考えていました。そのときに出していた理念も固まってきたので、ちょっと書いておきます。

事業開始前のタイミング、事業開始から2ヶ月ほど経ったタイミングで振り返って、更新をしたので、これが2回目の更新でした。事業が進んでいくごとに振り返って今後も更新していくことがあるかとは思いますが、今自分の中で大切にしたいことを記しました。

 

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■社是
私たちは、顧客の成長を願い、叶えることを自らの幸せとする。


■基本理念
一、挑戦者を応援し、自らも挑戦者であり続けることで、社会に勇気と活力を与える。
一、世界を活躍の舞台とし、大きく思考し、素早く行動する。
一、信頼を築き、発展ある仕事をする。


■経営方針
一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置く。
一、従業員は厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き、個人の技能を最大限に発揮せしむ。
一、全ての従業員の個性を尊重し、多様性ある集団と、自由闊達な組織化された混沌を生み出す。

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あくまで事業をするのは、私利私欲ではなく、お金は大事だけどお金のためでなく、より良い社会づくりをしていくための手段。

「こうなりたい」という想いのある、意欲ある人を応援することが僕の事業。10cm高く跳びたいと願い努力する人を、15cm、20cm跳べるようにしていくのがこの事業の役割だと思っています。

相手が成長することを自分たちの幸せにしていきたい。邪念を入れずに、信頼をベースにした事業を展開していきたい、そう思っています。

そして、日本という国だけにこだわるのではなく、世界は広い。僕は、今この時代に生まれて本当に良かったと思っていて、国を移動することも親の世代と比べたら格段に良くなっています。そして、インターネットによって即座に、ほぼ無料で世界中とコミュニケーションができる。だからこそ、世界基準で大きく考えて、ただし行動は素早く、現場を大切にしていきたいと考えています。

この事業はまだまだ山の1合目にも着いていない。出発したばかりといったところ。

大きな山に挑んでいくからこそ、足腰を鍛えながら一歩一歩足を踏み出していきたい。そう考えて日々頑張ります。